自分の足跡を残したい−エコツアー

2011.11.12

エコツアーという聞き慣れない言葉が浸透してきた。目的地の自然や景観など生態系をこわすことなく行なおうという観光旅行である。これも環境に配慮しつつ観光したいという一種の「こだわり」旅行というべきだろう。その一つといってよい「クジラウォッチング」は、たとえばハワイでは1970年代の後半からすでに行なわれている。日本でも小笠原村や高知県の室戸市、大方町などで鯨のジャンプを船に乗って観察するメニューが用意されている。

[参考]
大江戸温泉物語 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad319550/

新札幌駅の宿泊施設・宿 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/010000/STA_000862/

あわら温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50261.html

平和台ホテル天神 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad393628/

コンフォートホテル成田 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad361448/

ところが、こうした「ウォッチング」は、かならず見られると保証できない。嵐のときもあれば鯨が出現しないこともある。偶然に左右されるこのような観光メニューは、もし見えないときどうするかという「アフターケア」が問題になる。かつてはアフリカの野生動物の豊富な地域に乗り入れてハンティング、サファリ旅行を行なうような観光メニューがあったが、いまでは影をひそめ、国立公園内で保護されている野生動物を眺めるといった「エコツアー」が、アフリカやオーストラリアで盛んである。しかし、こういう受け身でないツアー、もっと積極的なエコツアーも多数あらわれてきた。砂漠に植樹し「緑化を支援」するツアー、モンゴルや中国での植樹ツアーはかなり多かったが、最近は別の地域にも同様のツアーがあらわれている。「エジプトの砂漠で観光植樹、環境保護に一役」(『産経新聞』平成8年1月13日)はその一つ。エジプトではここ15年ほど官民あげて砂漠への植樹が進められてきたが、それが旅行者、観光客にまで広げられたと、記者は書いている。じっさいどれほど緑化の実をあげられるかどうか疑問だが、それでもすでに数年たって10メートル以上に生長した木も見られるという。「砂漠の中にまたとない自分の「しるし」を残し、何年か後に登録番号にしたがって再会もでき、しかもそれが地球環境に役立っているとなれば、これは一石何鳥もの「現代版落書き」かもしれない」。たしかにこれは自分の足跡を残したい気持ちのあらわれとして「落書き」の一種ともいえる。が、しかしそれこそ「グルメと買い物」「名所めぐり」には飽きてしまった飽食旅行者にとっては、目新しく新鮮なメニューの一つなのかもしれない。





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